「熱海ロイヤルタイムズ」熱海駅前の不動産会社が運営する地域密着不動産WEBマガジン

社長より年末のご挨拶

ロイヤルリゾートとしましては、テレワークをリゾート地で行うという新しい暮らし方「ワーケーション（仕事＝workと休暇＝vacationを組み合わせた造語）」が注目を集め、リゾート地の不動産市場が活発に動くこととなり、多くのお客様にご成約いただくことができました。

熱海エリアでは、熱海駅前店、ラスカ熱海店の2拠点総勢27名のスタッフが思いやりの心を持って、皆様が楽しくリゾートライフを送れるよう日々尽力しております。
別荘・リゾートマンションのご売却・賃料査定、買い換え、相続、換金処分などに関するご相談がございましたら、是非ロイヤルリゾートへご連絡ください。
また、首都圏の不動産に関するご売却・買い替え・相続などのご相談も承っておりますので、どうぞお気軽にお声掛けください。

これからも健康で安らぎのある暮らしを提案し、人生に幸せをもたらし続けるべく精進してまいりますので、来年もよろしくお願いいたします。どうぞ良いお年をお迎えください。

ロイヤルリゾート株式会社
代表取締役　木島　寛

【特別企画】ロイヤルハウジンググループ社長・代表取締役が読む、リゾート不動産の現状とこれから

キーワードは「近さから広さ」

－新型コロナウイルス流行以降、物件はどう動いたのでしょうか。

5月後半以降、都心や駅から近い利便性の高い立地のマンションから、都心や駅から離れた郊外の広い一戸建てに人気が移りました。選ばれるエリアが東京30キロ圏内から40～45キロ圏内に拡大し、中には思い切ってリゾート地への移住を選ぶ方もいます。
不景気といわれてますが、実際には首都圏の不動産取引件数は前年対比135％、リゾートエリアは200％と明らかに増加しています。元々人気があった熱海以外に、那須や蓼科も動いているようです。

投資用からリゾート目的、そしてリモートワークの拠点へ

－別荘需要はどのように変化したのでしょうか。

バブル期には投資用として需要があった熱海エリアの不動産需要も、平成の中期以降はリタイヤ世代のリゾート・セカンドハウス需要に移り、単価的に安い1000万円以下の物件が人気の中心でした。しかし近年は都心の現役世代からの人気が高まり、少し上の価格帯の不動産も動くようになっています。
箱根エリアも都心からの近さと安さ、温泉の質の高さによりブランド力が復活しつつあり、真鶴、湯河原エリアも「隠れたリゾート地」として人気が出てきています。
また、軽井沢は中間管理職以上の現役世代から支持が厚く、普段は軽井沢でリモートワーク、出社の際は新幹線で東京まで約1時間といった生活が実現できます。さらに今年4月には幼稚園から小・中学校までの私立一貫校「軽井沢風越学園」が開校し、永住目的で移り住む子育て世代も増えてきているようです。ブランド力はもちろん、雰囲気が良く教育環境も整いつつあり、今後も人気が見込まれます。

動きのピークはひと段落しつつある

－今後の動きはどうなるのでしょうか。

「売却に出しても売れないのでは」との懸念を持つ所有者様も多いようですが、10月の購入希望のお問合せは、熱海エリアで対前年比250％、首都圏でも135％と増加していました。ただし今回は3～4年続くバブル的なものではなく、半年で収まる「コロナ特需」ではないでしょうか。つまり、6月から始まったこの動きは12月でひと段落し、その余波が来年3月まで残り、4月から消えていくと予測しています。事実、今年10月以降は購入希望のお問合せが前月から15％ほど落ちてきています。つまり移住を考える人の多くはすでに購入・引越を済ませており、特需のピークは越えたと考えられます。

需要と供給のバランスを取るために自治体の役割にも期待

－今の課題とメッセージを。

一番の課題は売却不動産の不足。リモートワーク需要で購入希望のお問い合わせの多い状況が続く中、熱海には広い一戸建てが少ない上、軽井沢と比較すると子どもの教育施設も少なく、家族では生活しづらいという声を聞きます。やはりリモート移住を増やすには、自治体の努力も必要になってくると思います。

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