目指せ、空室ゼロ！！賢い大家さんへの道－第10講：決め手になった大家さんの「アイデア」と「条件の見直し」 | 「熱海ロイヤルタイムズ」熱海駅前の不動産会社が運営する地域密着不動産WEBマガジン

熱海周辺エリアの夏の利用シーズンもそろそろ終盤。夏休み需要も落ち着いてなかなか入居者が決まらない物件があると、大家さんだけでなく当店のスタッフも焦りが大きくなる時期です。

そこで今回は現場のリアルな事例から決め手になった大家さんの「アイデア」「条件の見直し」をご紹介していきたいと思います。

事例1

・熱海駅徒歩約10分
・リゾートマンション
・間取り：1LDK
・広さ：約40㎡
・月額家賃：約12万円
・日当たり良好、海の眺望あり、温泉大浴場あり

こちらの物件は、5月頃から募集を開始し問い合わせは多く内見もあるものの、意外と決まらないお部屋でした。実は、募集開始時期が「海がなかなか綺麗に見えない時期」に当たっていたのです。

海の景色は気温が高くなると白っぽくかすんでしまうことが多く、さらに梅雨に入ると海と空の境界さえわからないような日が続くため、内見したお客様の心を今一つ掴めないでいました。そんな状況を大家さんにご相談したところ、今まで大家さんが撮りためていた素晴らしい眺望の写真を窓際に飾って下さったのです。するとその後内見されたお客様（当日は雨）がその写真を見て晴天時の眺望・景色を大いに気に入り、すぐにお申込み・ご成約となりました。お部屋の魅力をよく知る大家さんだからこそのアイデアが成約につながったケースでした。

事例2

・熱海駅徒歩約20分
・居住向けマンション
・間取り：2LDK
・広さ：約45㎡
・月額家賃：約8万円
・駐車場空きあり：月極13,000円

熱海の中心地に近く定住に適したエリアだったのですが、問い合わせの時点で候補から外されることが続きました。その理由は「残置物」。室内には大家さんが良かれと思って残したダイニングテーブルセットやソファなどの家具が多く残る状態での募集スタートだったのです。リゾート目的であれば、家具が揃っていてホテルのようにカバン一つですぐに使えるのは良い条件かもしれません。ただ、定住される方は元々使い慣れた家具・家電を使いたいと思う方が多く、この部屋が敬遠されてしまうのも仕方のないことでした。

なかなか決まらない状況が続いたため、当店スタッフからの提案で「家具撤去可」という条件を付けることにしました。すると定住を目的とされる方からお申込みがあり、室内の家具を撤去する（空室にする）という条件ですんなりとご成約になりました。

熱海周辺エリアの特徴としてリゾート利用目的の需要も多いため、一概に空室がベストとは言い切れませんが「撤去の希望があれば対応する」という柔軟な姿勢が間口を広げるポイントになった事例でした。

大家さんの「アイデア」や「条件の見直し」で意外とすんなり成約に結び付くケースは多くあります。
なかなか決まらない大家さんはぜひ当店にご相談下さい。豊富な経験からプロ目線でその物件の良い面も、良くない面も見極めて、ベストなご提案をさせて頂きます。
「入居者を待つ」だけでなく「入居者を呼び寄せる」ためにできることを一緒に探し、積極的に動いていきましょう！！

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