
今回は、『熱海七湯めぐり』をご紹介いたします。七つの源泉をめぐる所要時間は1時間程度。熱海の歴史にふれ、湯の町の情緒をぜひ楽しんでください。
※現在は当時の温泉施設を復元したモニュメントです。
目次
野中の湯(のなかのゆ)
熱海に引っ越してきて、はじめて見つけた七湯でした。調べてみると『泥の中に湯がブクブク噴いて杖で突くと湧き出した』といわれているそうです。
熱海市咲見町7

小沢の湯・平左衛門の湯(こさわのゆ・へいざえもんのゆ)
熱い蒸気を利用して温泉ゆで卵がつくれる、唯一の源泉です。写真から湯気の勢いが伝わりますでしょうか。大変高温ですのでご留意ください。卵はご持参いただくか、目の前のお店でご購入いただけます。(1つ60円。令和7年9月現在)
熱海市銀座町14

大湯間欠泉(おおゆかんけつせん)
大正時代初期までは、一定のリズムで規則正しく多量の熱湯を吹き上げる自噴泉だったそうです。現在は、5分おきに人工的に噴出する間欠泉となっています。七つの中で、一番大きくて立派でした。
熱海市上宿町3
(ニューフジヤホテルアネックスと湯前神社の間)

佐治郎の湯・目の湯(さじろうのゆ・めのゆ)
銀座通りを海に向かって歩いていくと、途中にあります。七湯の中ではこじんまりとまとまっていますが、その分一体感があり、どことなく懐かしさを覚えます。知らない間に前を通っていた方も多いのではないでしょうか。
熱海市銀座町10(銀座通り、スルガ銀行横)

河原湯(かわらゆ)
広い駐車場の角にあるので、目立ちます。写真撮影中も観光でいらした方が、入れ替わり立ち代わり御覧になっていました。庵の中、岩の間を高温のお湯が流れており、当時を偲びます。
熱海市銀座町12
(国道135号線上り沿い、熱海商工会議所近く)

清左衛門の湯(せいざえもんのゆ)
坂の途中にあるうえ表通りではないので、人が訪れないのかと思いきや、白い貝殻が置かれていて、ふと笑ってしまいました。老舗旅館の目の前なので、宿泊された方なのかもしれません。
熱海市東海岸町1(古屋旅館玄関前)

風呂の湯・水の湯(ふろのゆ・みずのゆ)
憧れの先輩が、下をのぞいて「何もない」と笑っていたモニュメント。まだ完成前でした。現在はお湯が流れております。今回、七湯めぐりを深堀りしたいなぁと思ったキッカケでした。
熱海市咲見町

いかがでしたでしょうか。
実は、熱海の伝承は奈良時代までさかのぼります。
Googleの地図アプリで「熱海七湯」と入れていただくと、七か所全部表示されます。
ぜひ足を運んで、「あつうみが崎」の歴史に触れてみてください。

