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「旅で出会ったあたたかい話」親切心から生まれたショートストーリー・夏休み編

家族3人で沖縄県の石垣島に行きました。到着後、レンタカーの手続きを行っていたところ、20歳ぐらいの店員さんが待合室でぐずった長男に気づき、あやしてくださいました。その間に手続きが済み本当に助かりました。次は真栄里ビーチ近くのマンゴージュース屋さんこちらでは子育て中の若い女性店員さんが、冷たいジュースと一緒に、長男のミルク用にとお湯を沸かしてくださいました。夕食のために訪れたホテル近くの居酒屋さんでは、たくさんのメニューに目移りしていたところ、78歳のおかみさんがおすすめの美味しい郷土料理を出してくれました。

旅先での解放感と現地の美酒泡盛、美味しい料理に箸が進み、少々酔ってしまった私は何と帰りの航空チケットをお店に忘れてしまいました。しかし、私が忘れたことに気づくより早くおかみさんがホテルまで届けてくれていたのです。翌日お礼に伺いましたがお店の定休日でした。東京に戻った後、お礼の手紙を出したところ、数日後になんとあのお店で私が大好きになった島ラッキョウを送ってくださいました。

たった3日間でしたが、石垣島の美しい自然を観光し、沖縄の人たちのおおらかさ、あたたかさに触れて楽しく過ごせた旅でした。私もこの方々のように、どこかでどなたかに「あたたかい話」として思い出していただけるような行動ができればいいと思います。