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売却した住宅を買主にいつ引渡すか。 引渡しのスケジュールと注意点を教えてください。

契約書には引渡しの時期を明記しておく

今まで住んでいた住宅を売りに出し、仲介業者の手によって買主が付き、その買主が購入することを決めると、売主と買主の間で売買契約が結ばれます。この売買契約書には、売却した住宅を買主に引渡す日(引渡し期限)を記載しておく必要があります。
引渡しとは、所有権を買主に移転すると同時に、代金を清算、住宅の鍵を買主に渡すことです。買主にとっては、購入した住宅が完全に“自分のもの”となり、その住宅に入居できるわけです。その日取りを売買契約書で明記しておくことが必要となりますが、具体的には、売主と買主の話し合いの上、日取りを決めておきます。

契約から引渡しまで最長でも3ヶ月程度を

この引渡日は、売買契約締結後何日以内に行うこと、という定めはありませんが、できるだけ早い時期がよいでしょう。ただ、売主、買主ともにお互いの都合があって、すぐに引渡しをというわけにはいかないのが普通です。
例えば、売主にとっては、買い替えのための新規住宅への入居可能日との兼ね合いや、子供の新入学や会社の転勤に合わせて、という場合もあり、引渡しは2ヶ月先にしてほしいという要望もあります。また、買主にとっては、購入代金を融資を利用して用意するケースや売主と同じく子供の新入学や会社の転勤に合わせて引っ越し、入居をしたいという場合もありますが、一般的には短期間での引渡しを希望する買主が多い傾向です。
お住まいの住宅の場合は、売買契約締結から引渡しまでの期間は、常識的に考えても最長3ヶ月程度と考えておきましょう。これより長くなると買主にとっては購入に対する意欲も薄れてきますし、買主の支払う手付に対する不安も起こってくるからです。
このように考えると、例えばこれまでの住宅を売却し、その代金で新築マンションへ買い替えるような時は、そのマンションへの入居可能日と住宅売却時期との関連を考えておく必要があります。住宅を売却してしまってから新築マンションの購入を検討するとなると、そのマンションが完成するまでの数ヶ月から1年近い期間、仮住まいの必要が起こるからです。
 お住まいの住宅を売りに出してから売買契約に至るまで約2ヶ月、それから引渡しまで2~3ヶ月、合計4~5ヶ月と考えれば、新築マンションの購入を先に契約し、ある程度の時間がたったところでこれまでの住まいを売りに出した方が、買い替えのタイミングはうまくいく可能性があります。(ただし、住宅を売りに出してから売買契約までの期間を2ヶ月程度にするためには販売能力の高い業者を選び、適正な価格で売却に出す必要があります。)
 弊社が多く取り扱うリゾートマンション、別荘等については、ほとんどの売主が住み替え(買い替え等)を考慮しなくても良い為、室内の荷物等の引っ越しが完了すれば引渡しを行うことができます。通常契約締結後、数週間から1ヶ月程度で買主へ引渡すケースが多くなっています。

今回のご相談に関するポイント・アドバイス

  1. 売買契約書には、売主から買主への引渡しの時期を明記しておく。
  2. 中古住宅の引渡しは、売買契約後、長くても3ヶ月以内の時期に。別荘、セカンドハウスは1ヶ月以内が目安に。ただしそれぞれの契約において売主、買主の合意のもと定められる。
  3. 新築マンションへの買い替えでは、マンション購入の契約を先に、その後で中古住宅を売りに出す。